


41才の時,健康診断で筋腫がみつかり手術をすすめられ,セカンドオピニオンを求めて来院された患者さんのMRIです.
子宮肉腫が否定できる典型的な筋腫です.自覚症状なく,貧血もないので「手術の必要はないです」とお話し,治療なしで経過観察しています.
3年間,無治療で様子をみていますが,筋腫はわずかにおおきくなっていますが,現在も自覚症状はありません.
子宮肉腫は,急速に増大・転移し死亡率が高く子宮癌よりも怖い悪性腫瘍です.このため,「肉腫が疑われる筋腫」は,速やかに手術するべきです.
けれど,ふつうの筋腫と診断できれば,あわてることも,恐れることもありません.現在では,さまざまな新しい治療が開発されています.「筋腫は切らないといけない」というのは過去のこと.「筋腫も身のうち」と気長に付き合える場合も多く,適切な治療が選択できれば,切らなくてよいのです.少なくとも,おなかを切らないといけないケースは,ほんとうはごくわずか(1%以下)です.
以前は子宮肉腫は,「手術まえに診断はできない.取ってみないとわからない」と考えられていました.現在でも,これを根拠に手術を勧める医師もいます.
しかし,適切に撮られたMRIを,読影能力のある医師が診れば,「典型的なふつうの筋腫」と「肉腫,または肉腫の可能性のある非典型的な筋腫」を区別することはできるのです,
MRI は,筋腫によく似た悪性疾患
「子宮肉腫」を疑うことができます
子宮筋腫は一人ずつ筋腫のタイプが異なります.筋腫の大きさ,数,できている位置,により症状も大きく異なります.だから,筋腫といっても治療が必要でないもの,薬で様子をみれるもの,手術も考えたほうがよいもの,手術しかない(手術するべき)もの,まであるわけです.
また,治療法(手術)にもいろいろありますが,それらの治療効果がどれほどみこめるかを推測し,どれが適した治療法なのかを検討するには,まず正確で客観的な情報を得ることが重要です.
婦人科では従来,内診が重視されてきましたが,子宮筋腫の治療方針を検討する時には,実は内診は重要な意味を持ちません.当センターでは原則として内診は行わず,MRIによる画像診断を重視します.


保険診療の「切らない治療」をめざす子宮筋腫治療専門クリニックです
所在地 〒 650-0027 神戸市中央区中町通 4-2-19 医療法人 社団 白眉会 白眉会画像診断クリニック
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