腟式子宮全摘は,開腹手術に比べておなかに傷がなく,術後の痛みと癒着が少ないことが長所ですが,出産経験のない場合は腟が狭いので,腟からの手術が物理的に困難です.
また,過去に帝王切開や筋腫摘出術などの開腹術を受けている場合は,おなかの中の癒着のためにやはり腟からの手術が困難になります.
このため,これらの例では腟式ができず,開腹されることが多いのですが,子宮と卵巣の分離操作や癒着の処理を腹腔鏡を用いて行うと腟式手術が可能になります.
しかし,おへそを超える子宮では,腹腔鏡手術でも物理的に困難です.
下のMRIで示した例は,子宮下部(子宮頸部)から発育した巨大筋腫なので,開腹でも難しいケースですが,腹腔鏡併用により腟式で全摘しています.
写真にポインタを移動すると,
子宮の輪郭(黄線)と
筋腫の範囲(赤で表示)がわかります.
保険診療の「切らない治療」をめざす子宮筋腫治療専門クリニックです
腹腔鏡を使って子宮と筋腫を全部取ります.
傷が小さく,術後の痛みと癒着が少ないことが長所です.
分割して腟から摘出した子宮と筋腫です.731gありました.右の拡大写真では,筋腫が子宮頸部から発生していることがわかります.
写真にポインタを移動すると,
セピアがフルカラーにがわかります.
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